孤独のグルメ 第?話
今日は久しぶりに家でメシを食う。
家でメシを食うと言うのは余り好まないが、
今日は帰りが遅くなってしまった。
仕方ない。
こうなったらこの機会を最高に楽しんでやろ
うじゃないか。
まずはお湯を沸かす。
お湯は素晴らしい。
カップラーメン、カップ味噌汁、コーヒー、
紅茶(湯たんぽ?)何にでも使える。
家に帰ったら、何は無くともとりあえずお湯
だ。
お湯が生活を安定させてくれている。
強い味方だ。
沸かしている間に、ネギを刻もう。
良い香りが周りに広がって来た。
「この香り、好き。」
男が1人で自分だけのメシの為にネギを刻
む。
良いじゃないか。
そうだ。
今日は洗濯モノが残ってるんだった。
お湯が沸く前に洗濯機に放り込んでおこう。
時間を無駄にしないという訳だ。
この充実感。
忘れていた充実感。
ピーーーー!!
現実に引き戻されるこの音。
沸いた。
沸かしたは良いが、何を作るかまだ決めてい
なかったんだっけ。
だったらまずは、お茶を淹れるとしよう。
何を作るかなんてお茶を飲みながらゆっくり
考えれば良いんだ。
急ぐ事は無い。
今日は煎茶の気分。
我が家でお茶。
「あ〜落ち着くな〜。」
日本人に生まれて良かった。
「幸せ。」
家メシに欠かせないものは何と言っても
これ!
刻んだネギをまずは放り込む。
しばらく混ぜて臭いを楽しもう。
ん〜懐かしい匂い。
次にお湯を何に使うかだが、
この味噌汁に決めた!
具材と味噌を取り出して、お湯を入れるだ
け。
簡単。
便利の一言に尽きる。
現代社会に感謝。
あっ、俺、おかずを用意してないな。
冷蔵庫を確認してみよう。
卵が余っている。
「卵焼き」にしよう。
そうだ。さっき刻んだネギがまだ残ってるじ
ゃないか。
この中にも放り込もう。
ジュゥワァーー
この音
最高に食欲をそそる。
出来た。
今晩のメシだ。
納豆とネギのハーモニー。
カップあさりの味噌汁の良い匂い。
そして卵焼きの安定感。
食欲を掻き立てる。
一口目(納豆ごはん)
あ〜これ!
子供の頃から食べ続けてるお馴染みの味
いつ食べても美味い!
お次は味噌汁
あ〜やっぱり良い!
アサリにして大正解。
セブンイレブンと海に感謝。
そしてふわふわの卵焼き。
大好き、これ。
(デレレ〜ン)
(爆食い)
そうだ。
俺はこんなものを食べて育ってきたんだ。
もりもり毎日。
特に朝はこんなの多かったな。
外食ばかりが能ではない。
再確認。
それにしても箸が止まらない。
美味すぎる。
何度も食べてるものなのに。
家メシも良いモンだな〜。
(バンッ)
ご馳走様でした。
今日も美味いメシに感謝。
*これは「孤独のグルメ」では無く、「孤独
なメシ」です。
でも、こんな風に日常に感謝したいものですよね。