2017年 GⅡ 毎日王冠 枠順発表とオッズ、有力馬紹介
＊昨年の勝馬 ルージュバック(左)
今年も秋のＧ１シリーズに向けて注目のレース
２０１７年１０／８ (日) 東京１１Ｒ
ＧⅡ 毎日王冠 枠順確定です
オッズ
(７日１７時現在)
＊オッズはリライト致しました。
1.ソウルスターリング 2.0
2.マカヒキ 5.9
3.ダイワキャグニー 29.0
4.アストラエンブレム 13.5
5.ヒストリカル 154.8
6.マッチレスヒーロー 271.7
7.グレーターロンドン 5.9
8.リアルスティール 7.8
9.ヤングマンパワー 53.1
10.ワンアンドオンリー 67.8
11.ウインブライト 60.6
12.サトノアラジン 8.0
レース情報(JRA) - netkeiba.com | オッズ
＊馬券を購入される際は主催者の公式HPを
ご覧下さい
思い出の勝馬 カンパニー
通算３５戦１２勝(重賞９勝)
主な勝鞍: 天皇賞・秋、マイルCS
＊２００９年毎日王冠勝利時。右はウォッカ
陰キャラだったカンパニー。ＧⅡやＧⅢでは
勝ち切るが、G1では折り合いが悪かったり
騎手が上手く乗れなかったりで結果、いつも
いつも掲示板止まり。７歳になってから鞍上
が横山典に固定されたが、この年もG1では
善戦止まりだった。
８歳になり、これ以上のパフォーマンスは見
込めないと思われたが、毎日王冠で圧倒的人
気の女傑ウォッカを撃破。
続く天皇賞でも５番人気に甘んじたが、危う
げないレース振りで勝利。勝ち味を覚えた
か、マイルCSも圧勝。８歳でGⅠを２勝する
という前代未聞の快挙達成。JRA特別賞を受
賞した。
常に一線で活躍していた馬だが、勲章を得る
までは長かった。高齢になっても頑張る姿は
多くの人の心を動かした事だろう。それにし
ても重賞を９勝もしてたなんて。いつの間
に。
有力馬紹介
怪物の遺伝子 ソウルスターリング
怪物フランケル産駒で、母は欧州でヴェルメ
イユ賞などGⅠ６勝の名牝スタセリタ。
ここまで６戦５勝の今年のオークス馬。鞍上
はC.ルメール。唯一負けた桜花賞の敗因は重
馬場。府中競馬場では良馬場で２戦(アイビ
ーＳ,オークス)して、同世代を圧倒してい
る。
今回は得意の競馬場で同距離の経験もあり、
開幕週の馬場。斤量５３kgで好走必至か。後
は古馬との力関係のみ。順調に行けば次走は
天皇賞・秋を予定している。
「最強」と呼ばれた世代のダービー馬 マカヒキ
昨年のダービー馬。フランスに遠征しニエル
賞を勝利したが、凱旋門賞は惨敗。その後は
休養し、今年の京都記念で復帰してここでは
３着。一度叩かれて良化が見込めた大阪杯で
も４着。早熟説も流れ始めた。
今回は陣営が春より状態がアップしたと示唆
しているので、ここが本当の意味で試金石の
一戦となる。軽い馬場が合うタイプで開幕週
の府中は絶好の条件となる。４角での位置取
りにも注目したい。
元々はエリートタイプ リアルスティール
クラシック路線では皐月賞と菊花賞で２着。
国内では無冠に終わったが、その後ドバイタ
ーフを勝って晴れてGⅠ馬の仲間入り。同舞台
は３歳時の共同通信杯でその後の２冠馬ドゥ
ラメンテを破り勝利している。
今年は連覇を狙ったドバイターフを鼻出血で
回避してからレースを使っていない。先週の
調教で猛時計の報道がされていたが、仕上が
り具合とレース勘はどうか。ただ、昨年の秋
の天皇賞でも安田記念以来で２着と好走した
だけに、長期休養明けでも仕上がっていれ
ば、狙いたい存在。
GⅠ獲りを義務付けられていたサトノアラジン
３歳時から豪脚をみせていたが、展開頼み
の部分がある為惜敗が続きクラシックは菊花
賞のみ参戦(６着)出来た。その後は距離をマ
イル前後に絞って使ってから、道中は後方に
位置して直線で末脚を生かすキャラに定着し
た。
京王杯とスワンＳを制した後、今年の安田記
念を直線一気の脚で勝利。全姉は遅咲きのエ
リザベス女王杯勝馬ラキシスだけにまだまだ
活躍が見込める。
今秋はマイルCSではなく天皇賞が目標との
事だが、開幕週の絶好馬場で後方から行く脚
質はマイナス。今回は狙いづらい存在。
未完の大器 グレーターロンドン
２戦目の３歳５００万下を２着した後に難病
の蹄葉炎を発症。走れる状態になってからは
破竹の５連勝。ダービー卿CTを回避して臨
んだ今年の安田記念は、内の渋滞に巻き込ま
れて４着まで。しかし、一線級とも互角に戦
える事を示した。
常に蹄の状態を気にしながらの出走となる
が、今回は良い状態とのこと。サトノアラジ
ン同様、脚質が条件的には良くない。
印
◎ グレーターロンドン
◯ ソウルスターリング
▲ダイワキャグニー
△ マカヒキ
△ リアルスティール
馬券を買う時は、ソウルスターリング中心に
組み立てるのが無難な一戦とみる。
グレーターロンドンの大物喰いに期待する。
この秋こそ、この馬のポテンシャルが問われ
る。この後のマイルCSも含めてキャリアハ
イを期待してみたい。４角で前を射程圏に入
れれるようなら。でも完調ではないかも。
ダイワキャグニーはプリンシパルＳの内容が
良く、左回りが得意で前目のポジションを取
れるタイプ。相手関係が楽では無いが、条件
が揃っているので狙ってみたい。
マカヒキは様子見で、アストラエンブレムは
相手なりの面があるので紐で。
このレースが秋の幕開けと感じる方も多いと
思われる伝統のＧⅡ毎日王冠。
出走馬は少ないが、白熱したレースを期待し
ている。
